GME、AMC、BB、EXPRならびにKOSSには現在今までにないボラティリティが発生しており、このためこちらの有価証券に以前はご利用可能となっていたレバレッジが下がり、また場合によってはリスクを下げる取引のみに規制が設けられています。下記はこちらに関するよくある質問をまとめたものになります。
Q: 今回のボラティリティの影響を受けたGMEやその他の米国証券の取引に対する規制は何かありますか?
A: IBKRでは今回市場のボラティリティの対象となったGME、AMC、BB、EXPRならびにKOSSの株式や、 その他の株式に対して現在規制を設けておりません。これは新しいポジションのオープン取引と既存のポジションのクローズ取引の両方を対象としています。
他社と同様、弊社におきましても特定の有価証券に対して一定期間クローズのみの規制を設けておりましたが、こちらの規制はすでに外されています。
IBKRでは既存のポジションのクローズ取引に対する規制は設けておらず、今後もその様にする予定はございません。
Q: 対象銘柄の株式やオプション、またその他のデリバティブ商品をIBKRで取引するにあたって証拠金の利用はできますか?
A: IBKRでは今回ボラティリティの対象となったGMEとその他の米国証券に対して必要証拠金率を上げており、ロングポジションは100%、またショートポジションは300%まで必要証拠金が増額しています。必要証拠金は注文を発注される前に取引プラットフォームよりご確認ください。
Q: 特定の証券のオープン取引に対して規制が導入されているのはなぜですか?
A: 市場の変化が激しく一定していないため価格も大きく変動しており、これによって弊社のお客様と弊社に多大な損失が発生することのない様、リスク管理として規制を導入しております。
IBKRではクリアリング機関や証券会社などに対する今回の不自然なボラティリティによる影響を今後もモニターしていきます。
Q: IBKRとその関連会社では規制の導入が必要となる銘柄のポジションを保有していますか?
A: いいえ。IBKRではこれら対象証券のポジションを保有しておりません。
Q: IBKRではこの様な規制を導入することができるのでしょうか?
A: 顧客同意書に基づき、IBKRではその裁量によってお客様からのご注文を拒否することができます。
IBKRではまた、オープンポジションや新規のポジションに対する必要証拠金を裁量によって変更する権利を有します。 これはIBKRが証拠金取引に必要となる証拠金を貸し出しているためです。
Q: 規制はすべてのクライアントを対象としていますか?それとも特定のグループのみを対象とするのでしょうか?
A: 今回設定された新規ポジションのオープン取引に対する制限と証拠金の増額はすべてのお客様を対象としています。規制はお客様の区分ではなく、対象となる有価証券に基づいて設定されています。
Q: IBKRに保有している資金にリスクはありますか?IBKRに損失は発生しているのでしょうか?
A: IBKRに多大な損失は発生しませんでした。IBKRではリスク管理を慎重に行っており、今回のボラティリティによる影響をそれほど受けていません。何等かの状況に至った場合でもIBG LLCでは9億ドルを超える自己資本を保有しており、規制によって必要とされる資本を6億ドル上回っています。
Q: IBKRでは今後この状況をどのように対処していきますか?また案内はどのようになっているのでしょうか?
A: IBKRではマーケットの状況を今後もモニターし、状況に基づいて判断していきます。現状は弊社のウェブサイトより継続してご確認いただきますようお願い致します。